W610Q75_42時短キッチン

ダイエットや健康のために、砂糖に代えてオリゴ糖やハチミツを使っている人が増えてきました。中でも栄養価が高くてカロリーを抑えられるハチミツは、自然な優しい甘さで幅広い世代に人気です。

ハチミツは大きな容器で販売されていることが多く、大量に使うものではないから保存が難しい…と感じる人も多いかもしれません。確かに飲み物やデザートに少し使う程度では、そうそうなくならないですから長期保存が必要になりますよね。

ヘルシーで栄養価の高いハチミツをもっといろんな用途で使えれば、大きな容器でも余裕で使いきれちゃいますよ。今回はハチミツの上手な保存方法と普段の料理にもっとハチミツを使えるコツをご紹介しようと思います。

ハチミツには基本的に賞味期限がありません。常温保存でOK、容器の口の部分さえしっかり拭き取っていれば、白く固まってしまったとしても食べられます。直射日光と湿度だけには気を付けながら、あまり低温にならないところで保存すれば品質は保つことができます。

ハチミツが白く固まってしまうのは、低温になることで糖分が結晶化するからなんです。だから冷蔵庫での保存はNGですね。純粋な天然100%のハチミツだったら冷凍庫で保存することもできますが、市販されている大半のハチミツは白く固まるとしても常温保存がベストです。

白くなって固まっても腐っているわけではありません。通常は湯せんにかけることで白い結晶も元通りになるんですが、湯せんはちょっとめんどくさいですよね?そんな時は電子レンジで少しチンしちゃいましょう。

プラスチック容器に入ったハチミツは、固まる前の柔らかいうちにビンなどの耐熱容器に移しておくといいかもしれませんね。ビンだったらそのまま電子レンジで温めるだけで結晶が溶けて柔らかく使いやすくなりますよ。

ハチミツは、飲み物に入れたり、ヨーグルトやパンケーキにかけるなどの使い方がオーソドックスですが、もっと普段の料理に使ってみてはいかがでしょうか。

たとえば煮物、煮魚、照り焼き、つけ汁などには砂糖やみりんの代わりに使えば、簡単にカロリーオフできます。また砂糖に比べてハチミツは血糖値を緩やかに上げてくれるので健康にも嬉しいですよね。

ハチミツは浸透力が強く、また保水性を高めてくれるので肉を柔らかくする効果があります。下味をつけるときにハチミツを加えてから加熱すると、肉から水分や旨味が逃げるのを防いでくれるんです。

下味に適度な甘みもつきますが、不思議と甘すぎるということはありません。各種ソテーや蒸し鶏、チャーシュー、角煮など肉料理全般に使えば、驚くほど柔らかく仕上がりますよ。

ハチミツに含まれる糖や酸の効果で、魚の生臭さも消すことができます。煮魚や照り焼きにハチミツを使うことで生臭さの原因となる菌や酸を打ち消して、なおかつ他の調味料と融合しておいしい香りがより強くなるからです。

ハチミツの保存方法と有効活用法をご紹介しましたがいかがでしたか?

さまざまな料理に、砂糖の代わりに使えるだけでなく、風邪気味の時や胃腸の具合が良くない時、のどの痛みなどにも効果的なのは有名です。健康維持のためにも、ハチミツは家に1本常備したい調味料の一つではないでしょうか?ちょっと高価かもしれませんがやっぱり天然100%のものがいいですよね。

ちなみにもうご存知かもしれませんが、赤ちゃんに食べさせるのはNGです。ハチミツに少量含まれるボツリヌス菌は大人であれば何の問題もないのですが、抵抗力の弱い赤ちゃんは中毒を起こす可能性があるからです。2歳以降をめどに、少量ずつ様子を見ながら食べさせてあげるといいかもしれませんね。