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一番好きな食べ物は何?というアンケートを取ると、かなりの高確率でこう返ってくるでしょう…「ハンバーグ!」。子供の頃からずっと大人になった今でも大好き、という方も多いかもしれませんね。特に男子に(笑)

実は筆者の苦手だった料理のひとつがハンバーグ。リクエストされることが多い人気料理なだけに若いころは結構苦労したのをよく覚えています。アナタはどうですか?上手に作れますか?

お店で食べるととても高価なハンバーグも、材料だけ考えれば安価で手に入れられるものばかり。家で作って食べた方が断然おトクなのは皆の知るところ。でも作り方が上手くいかないと「やっぱりハンバーグは外で食べる方がいいな」となりがちです。

どうせなら安くて美味しいものを食べたいのがオンナゴコロというものです。誰かが喜んでくれるならもっと嬉しい!今回はおうちで手軽にお店のようなふっくらジューシーハンバーグを作るコツをお伝えしたいと思います。

・タネに仕掛けをする

ハンバーグは本格的に作るなら間違いなく「手の込んだ料理」に分類されます。刻んだ玉ねぎをあめ色に炒める、粘りが出て白くなるまでひき肉をこねる、空気を抜いて寝かす…などいわゆる面倒な作業が多いですもん。

でもここは時短キッチンで考えましょう。どうしたら手軽に作れるのか…それには仕掛けが必要です。

あめ色玉ねぎが入れば、風味も食感もグンとアップします。カンタンにあめ色にするにはきざんだ玉ねぎを電子レンジでチンしてから炒めるといいですよ。4~5分ほどチンした後、そのままフライパンで1~2分炒めるだけですぐにあめ色になってくれます。

くれぐれも強火で炒めないのがポイント。熱の入った玉ねぎは、強火で炒めるとすぐに焦げ付いてしまうので注意が必要です。

ひき肉をよくこねるのは、ふっくらハンバーグには欠かせない工程。フードプロセッサーなどを使って時間をかけずにこねるのが一番簡単かもしれませんね。筆者はこの工程が結構好きなので、油を付けた手でガシガシこねてしまいますが…

ひき肉が熱で温まってしまうとどうしても油が流れ出てしまうので、素早いこね方が必要です。肉を冷やしながらこねるのもおススメ。冷たくてニガテなら、流れ出た油をちょっと追加してあげましょう。サラダ油を少量垂らす程度でOKです。

ふっくら仕上げるために、牛乳に浸したパン粉、お麩、水切りした豆腐などを適宜入れてあげるのがコツです。多少粘りが足りないひき肉でも、ちゃんとふっくら仕上がってくれます。

ハンバーグの成形にはラップが便利。こねたタネをラップでくるみ、巾着のようにギュッとひねるだけで空気が抜けますから、そのまま形を整えてしまいます。手も汚れず、余計なお皿やバットを用意する必要もないですからね。

タネの真ん中部分は火が通りにくいので、少し凹ませてあげましょう。これで全体の火の通り方が均一になりますよ。

・強火で焼かない

ハンバーグは最初の面を中火で、焦げ目がついたら弱火で、が鉄則です。両面をある程度焼いたら、少量の水を加えて餃子のように蒸し焼きにするとカンタンにふっくら仕上がります。水を大量に入れると、肉汁が出すぎてしまうのであくまでも少量で。

火加減と水の量さえ間違わなければ、この方法でほぼ失敗なくふっくら焼き上げることができます。

もしも焼き方に失敗して、焦げているのに中が生焼けになってしまったら。必勝アイテムは煮込みハンバーグ。お好みの味付けをして再度フライパンで煮込んでしまえば失敗のリカバリーは完璧です!

ハンバーグを手軽に作るコツでした。得意料理に加えられたら…好きなオトコの胃袋をつかめるのも時間の問題かも!?(笑)