W610Q75_69

1日忙しく家事に仕事に頑張って、夕飯を食べ終わる頃にはもうクタクタ…1日も終わりに近づいて一息つきたくなる時間ですよね。そんなアナタを襲う洗い物の山。いっそこのまま見ないフリをしてしまいたい!と思うのは筆者だけではないはず。

「今日は僕がやるからいいよ」と声をかけてくれる家族に期待してみたり、家事ロボットがいたらなぁ…なんて空想し出したらもう重症。そろそろ食器洗い洗浄機の購入を考えるタイミングかもしれませんね。

毎日頑張るアナタなら、ちょっとくらいの横着は許されるはず!今回は手抜き+時短を同時に叶える食洗機の上手な選び方をご紹介します。

・卓上タイプとビルトインタイプ

食洗機というと、新築やリフォームの時に取り付けてもらう大がかりな家電と思われがちですが、流し台の脇などにおける卓上タイプ、キッチンの引き出しや扉部分をまるごと食洗機に変えてしまうビルトインタイプ、どちらも現在のキッチンで後付けが可能なんですよ。

賃貸住宅であれば、キッチンを工事して改造するわけにもいかないでしょうから基本的には卓上タイプがおすすめです。流し台とガスレンジ台の間のスペースや、キッチンの出窓部分、また別に専用の台に置くなどして手軽に設置できますし、費用も配管工事込みで数万円と手頃です。

ただし、水の配管がむき出しになるため、ビルトインに比べると見た目は悪くなりがちです。また卓上タイプの容量はどうしても小さくなるので、調理器具と食器を同時に洗うといった使い方は難しいかもしれません。また外に出ているため多少機械音が気になるという方も。

ビルトインタイプはシステムキッチンの工事が必要になります。価格も工事費込みで数十万円とちょっぴりお高め。その分容量が大きいので、物にもよりますが鍋やフライパンも食器もガシガシ突っ込めば一度に片付いてしまうのが魅力的です。

現在では卓上タイプの市場は縮小傾向。どのメーカーも、容量や使い勝手の良さから需要の大きいビルトインタイプに注力しているようですね。

・使い方とランニングコスト

メーカーの仕様により一概には言えませんが、ほとんどの食洗機で予洗いなしの洗浄が可能です。落ちにくい米粒や油汚れなども高温の洗浄でキレイに洗い流してくれます。所要時間は1時間~1時間半程度です。ほったらかしで食器洗いが完了するなんて夢のようですよね。

汚れ落ちが気になるようなら一度たらいの水などに食器を浸してから食洗機に入れればほとんどの汚れは解決できるでしょう。ただし容量一杯に入れてしまっては洗浄能力が落ちてしまいます。家族の人数に合わせて洗うタイミングや量に気を付ければ、手洗いよりもグンとラクできそうですね。

高温の洗浄が可能なことから、赤ちゃんのいる家庭やノロウイルス対策などにも効果的。時短と共により衛生的になれるとは、一粒で何度もおいしい家電ではないでしょうか。

気になるランニングコストですが、メーカーによって大差があるわけでもなさそうです。使う水の量やお湯のガス代等を考えても、流しっぱなしの手洗いよりコストを削減できるのは有名な話。エコ先進国ではほとんどの家庭に食洗機が搭載されているのもうなづけます。

運転コースが多数揃っているものを選べば、食器の量に応じて電気代も節約できます。ここはメーカーによって異なる部分ですから、どこの商品がアナタのライフスタイルに合うのかを比較してみるといいかもしれませんね。

食洗機の種類と選び方をご紹介しました。生活スタイルや置き場所などによりぴったりの食洗機も変わってきます。ショールームや家電量販店などをあちこち回ってみると参考になるかもしれませんよ。